中村ファンドの運用実績
NISAが始まった2014年1月、私も口座を開設した。
きっかけは安月給で明るい展望が描けないため一発当ててやろうという気持ちと、閉塞的な労働環境から視線を外に向け、社会との関わりを持ちたいと思ったことである。
投資方針というしっかりしたものはない。
短期売買をするつもりはなかったので、中長期的に将来性がありそうな銘柄か配当利回りの高い銘柄、または好んで購入するブランド、メーカーの銘柄を優待目的で保有するようにした。
昨日までの運用成績をまとめた。
(利益)
・キャピタルゲイン 101,700円
・インカムゲイン 34,710円
・昨日の終値での含み益 23,310円
計 159,720円
(損失)
・昨日の終値での含み損 202,200円
計 202,200円
昨日までの総投資額は2,063,480円なので、運用成績は△2.06%である。
これまでの運用の特徴は、方針でも触れたように短期売買はしないため、
・利益確定の売りが少ない
・損切りに至ってはゼロ
ということである。
投資経験が2年を経過しトータルリターンがマイナスでは、当初の目的の一つしか果たせていないことになる。投資方針の転換を図ることとする。
「買った銘柄は上昇するのか?」
これまでで13回銘柄を購入しているが、そのうち上昇に転じたのは7回、利益確定させていないものも含めれば10回である。76.92%の確率で買った銘柄が上昇している。これは想定以上の的中率であった。
「その上昇率は?」
利益確定させたものについては9.38%、させていないものも含めれば9.51%であった。ベストではないが、これも満足できる結果であった。
「ではなぜトータルリターンがマイナスなのか?」
含み損を抱えた銘柄を損切りせず保有しているためである。買った後に株価が下がった銘柄が3つあるが、△29.9%、△27.95%、△24.74%と成績が悪い。この3つが全体の足を引っ張っている。
「これらのことから言えること?」
利回りから見て当然の結果である。これはつまり、短期売買の機会を増やすことを意味する。
・損切りの導入
キャピタルゲインについては9%の実績があるため、含み損がこれを下回った場合は損切りの売り注文を出すことをここに約束する。
この方針転換によってファンドの収益が改善するのかしないのか、不定期にてご報告させていただきます。
中村英彦